Thursday, May 17, 2012

行脚を再び

新たな修行の始まり。

「御釜」蔵王連邦の象徴ともいえる火口湖。(私の作品の中でこんなのがあったような。。。偶然??)


放浪癖がうずいたのか、移動しました。今度は宮城県蔵王町です。

私は20年前に実家を出て、陶芸の修行に出てから、1年半~2年おきに移動(引越し)の人生を送っています。スピリチャル的には誰でもこれくらいのスパンで、何かが起こるように人生設計されていると思います。私の場合は移動です。もう何回引越しをしているのか分らないほど、場所を移ります。

過去世は雲水(行脚僧)ではないかと言われてほどです。

東京福井県武生市→岡山県備前→岡山県牛窓→ニューヨーク クイーンズ→NY マンハッタン→NY郊外 ニューポルツ→NY ブルックリン→ミネソタ州ミネアポリス→ミネソタ州カレッジビル→NY ブルックリン→NY マンハッタン→岩手県盛岡→岩手県滝沢村→ミネソタ州ミネアポリス→東京→宮城県蔵王

ざっとこんな感じで移動しています。詳細にはもっと引越しをしています。

それ以外に旅行もしているので、私は移動をすることによって、何を得ようとしているのか、いまだに分らないです。でも、きっと過去世でいた場所をウロウロしているのかもしれません。

宮城県蔵王町で何をしているかと言うと、陶芸の仕事をしています。

アメリカから日本に帰って来て、股関節の手術をした後は、陶芸をするのは少し諦めていましたが、働かないと食べていけない社会の中では、技術のある陶芸関係の方が仕事が見つかりやすいと思うのと、足の不安があるなかで、どれだけ陶芸が出来るのか挑戦してみようと思い、陶芸に絞って職を探していました。

私の意志と神は、見捨てていませんでした。

今居る工房のホームページを何と偶然に3回もリンクジャンプして、最後にはパート募集から正社員募集に変っていて、正社員なら引越してもやっていけそうだと思い応募しました。

直ぐに返事が来て、面接の為宮城へ新幹線に乗って向かいます。東北新幹線に色々な名前の新幹線が走っているなんていざ知らず、間違えなく乗れるのか不安のまま、仙台行きのやまびこに乗って出発。

ちなみに、”やまびこ”は”つばさ”と連結して走り、やまびこは仙台行き、つばさは山形行きになります。岩手にいた頃は、”はやて”に乗っていたので、私の中で東北新幹線=はやてでした。”はやて”は”こまち”と連結。はやては新青森行き、こまちは秋田行きです。この他にもあって、MAXやまびこは2階建ての列車です。2階建ての車両って何か変な感じですよ。間違って車両を乗ると、違うところに行ってしまう東北新幹線。ちょっとドキドキします。

面接の後、採用の合否は1週間位掛かるとのことが、3日後に連絡が来ました。直ぐ来て働いて欲しいとのこと。ゴールデンウィークがとても忙しいので、それが終ったら本格的な引越しで、それまでは仮宿=工房の一室で寝泊りです。

蔵王町に行く事が決まって、そのまま押し流されるように、移動する。住むところがあるのだろうかこんな田舎に?と思っていると、丁度比較的に近い所のアパートが、私が行くと決まった時に、急に住人が出ることになって、空室が出来て入れる。

車が無いと生活出来ない所なので、車が必要。一軒あるスーパーに行くのも車で信号がさして無い道を15分はゆにうに走らないとない。銀行も同じ。もっと色々な店が欲しい時は、山越えて1時間位走って隣町へ行かないとありません。

車は、陶芸の先生の知り合いのディーラーさんが、丁度手ごろな車を見つけて用意してくれていました。

いざ車を買うと言っても資金がない。お金を貸してくれる人も居ない。まともな収入のない人に銀行は貸さない。それ以外だと驚くほどの金利を払うことになる。そんなことはしたくない。

と、思っていたところに、いい融資先を見つけました。そこから融資を受けられそうです。

温泉街なので、共同温泉場があり、町民には月間定期があって安く入れます。疲れた体は温泉で癒せます。お風呂を焚いて入るより、経済的でしかも温泉効果があります。

1人暮らしは、陶芸の先生から一人用の冷蔵庫を貸していただけて、洗濯機は中古屋さんで手ごろなのを見つけ、何だかんだで1人暮らし出来るくらいのものは見つかり、物凄く順調に蔵王の生活が出来る手はずになって来るのでした。これはもう、どこからかここに住みなさいと言われている感じです。

意識はそれについていくので、必死な感じです。余りにも物事が進んで行くからです。

顕在意識はときどきふと、どうしてこんな所にいるのだろう、という思いが過ぎります。それを考えても答えは出ないと思うので、我に返らないようにしています。

夢の中にいるわけでは、ありませんが、アリスの不思議な国のアリスのように、夢の中のはずなのに、現実にいる感覚があり、結局アリスの意思決定で全てが決まるような、Junkoの不思議な国にいる感じです。ここに来ようとしたのは、確かに私の意志ですから。

それにしても気が付いたら、山奥の今だに肌寒い所にいる自分に気がつきます。正直驚きます。何もかも捨てて、一からやり直し。これを私はフロンティア精神と言っています。


6 comments:

  1. 大学院の卒業制作の中にあったよね、
    そういうカルデラ湖みたいなやつ。

    動くと決めたらバラバラだったパズルのピースが
    あっちこっちからピューっと飛んできて、
    触っても無いのにピタピタピタっと組み合わさって
    勝手に絵が出来ちゃった感じだね。

    一ヶ月ぐらい泊まらせてもらって
    久しぶりに陶芸したいけど、東北は遠いぜよ~。

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    1. あったよね、作品のなかで。

      そうなんだよね。私的には押し動かされている感じです。とりあえず、やれる事をやっていくしかないです。もう何も考えない。

      1ヶ月の滞在いいですねぇ~ 陶芸に温泉、山歩き、こけしもありまっせ。東北は遠くないよ。新幹線でびゅーっと行けますから。速いよ新幹線は。車持てそうなので、駅まで迎えに行きますよ。

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    2. おおーこりゃまたすごいところに。そうか陶芸のお仕事を探していたのですねぇ。良いところのようでなによりです。私は日本には今年もちょっと帰れなさそうなんだけど(IH習ってお金すったからね笑)、是非また会いましょうね!

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    3. もういい歳なので、最後のチャンスだと思って陶芸の仕事をやると決めました。最後までIH取れたみたいですね。よかったね。過去世での同窓会もあったみたいで、楽しそう。
      またお会いしましょう。わたしもその同窓会に参加したいわ。

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    4. はい、IHはおかげさまで無事に最後まで受けて、今は一緒に習った友達と組んで地道に実践中です。オットの理解も得る事ができました。このブログに書いてる事もすごいためになるので先日結構さかのぼって読み返しましたよ私。
      過去世の同窓会か〜Junkoさん加わったらえらい濃そうだ。はい、是非やりましょう。

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    5. IH受講完了、おめでとう。
      ブログを遡って読んでいただき、誠にありがとうございます。
      Facebook始めなよ。日本語でのIHのグループがあるから、すごく勉強になるよ。

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