Wednesday, December 22, 2010

希薄な意味

 人間味の喪失。





手術をして人口股関節を入れた事によって、身体障害4級になりました。身体障害手帳を貰って、福祉サービスが受けられます。私は4級なので、そんなにサービスは受けられませんが、それでも電車、バスの割引が受けられたりします。


経済的、節約的な私は、この手帳を手に入れる事によって、よりエコノミーサイズに生きられる道が、開かれました。

国の医療保険やこの障害福祉サービスによって、ますます国に足を向けて寝られない状態になっています。

人々から間接的に税金を通して援助得られてる私ですが、直接的に助けを得られない実態があります。

まだ歩くのに、杖が手放せない状態です。杖持って電車に乗りこみ、優先席の席が空いていないと、体を安定するために、その近くのポールに捕まります。つり革だと不安定で、立っているのが不安です。

日中の込んでない電車の時間帯では、席を譲ってくれる人がいますが、通勤時間の比較的込んでいる時間帯では、一回も席を譲って貰ったことがありません。殺人的な通勤ラッシュの時間帯はさすがに、乗るのが不安なので、乗りません。

どこかの席が相手も、声を掛けてくれる人は誰もいません。足が悪くない時のように、すばやく行動ができないので、どこか席が空いても、誰かが座ってしまいます。目の前の席が空くまで座れません。しかもポールに捕まっているので、角の席しか座るチャンスがないのです。

優先席は若い男女もその時間には、座っています。

夕方や夜の時間だと、改札へ行くエレベーターに乗るのも、早いもの順。お年寄りや体の不自由な人は、優先して下さいと提示されていても、それは無視される。誰もが早く家に帰りたがって、譲る余裕がない。

私は階段を上ると膝と足が痛いので、なるべくエレベーターを使います。電車から大勢の人が降りてからのエスカレーターだと、人が多すぎて、波に乗れない不安があります。

そういう事情があるのに、エレベーターを使わなくても、十分間に合っている元気そうな人も、その時間帯は、乗っていく。エレベーターを使った方がたぶん早く行けるからでしょう。

もしこの時間に、車椅子の人や、ベビーカーをひいている人は、人の波が消えるまで、きっと待たないと、改札に行けないでしょう。普通以上に時間がかかってしまう行動の上に、待たされる時間も出来て、エネルギーの消費は、凄いことになるのではないかと思います。

ニューヨークでも、日本のような通勤ラッシュの時間帯が長いことはなかったと思います。
東京都心から郊外へ行く、夕方から夜にかけての電車はいつも混んでいます。

日本では何が起こっているのでしょうか?全くもって優先席を設けてる意味が無く、人々の意識が低いのか?

そもそも、皆疲れているのです。疲れていて、立ちたくないのです。

豊かな日本ですけど、国民が皆疲れている。余裕がない。それって豊かなのでしょうか?

たぶん東京には、人が居すぎです。人や物との距離が短すぎる。それは、エネルギー的に余裕を無くしてしまいます。人々のエネルギーが人々や物によって、流出しているように見えます。

たぶん、仕事でエネルギーを使いこんでしまう。

人が多い分、住居は郊外へ。そして移動に時間が掛かってしまう。

そんなエネルギーの余裕のないことでは、他人の心配や関心は向けられないでしょう。

余裕の無い社会で、ハンディーを持った人々が暮らすには、安楽の地は遠くに感じると思います。

これで、大丈夫なんでしょうかね。ちょっと、これから先の日本が不安です。


P.S. 占い(リーデング)はじめました。マリフォーチュンさんの所でやってます。
東京飯田橋駅ラムラ1階。月曜日と金曜日11:00~21:00。
東京有楽町交通会館2階。木曜日11:00~21:00。
で、会えます。興味がある方は覗いてみてください。

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