Friday, July 1, 2011

御蔵島2

森の中へ。


今日は部分日食。特別な日。エネルギーが影響する日です。ラッキーな事も良くないことも起こるかもしれません。要注意。

御蔵島の旅のつづきです。

最後の日、日曜日(26日)の早朝に巨樹を見にハイキングに行きました。御蔵島は年間雨量が多くて、海があって直ぐ山っていう地形なので、森も豊かです。島自体が古い地形なので、巨樹があるのです。

ハイキング用にそれなりに整備されたコースを進んでいきます。森の中は空気がひんやり涼しい。空気の感じも変わって、森独特の静けさに包まれます。朽ちた大木、羊歯の緑、柔らかく注ぐ光、そびえる木々。その中を歩いていると、自分が生物である事を思い起こさせます。そこには生命に溢れているからです。

ある巨樹の中側が朽ち、中に入れる状態になっているのがあり、その中に入ってみました。私は何故か凄く恐かったです。別の場所で、その様な巨樹の中に入って見ましたが、同じように恐かったです。何も崩れたりするわけでもなく、安全なのですが、恐いと思う感情が起こるのです。

たぶん、入ってはいけない所に入ったからでしょう。生命の中に入ったからかもしれません。生命そのものを知るには、まだ未熟なのかもしれませんし、勝手に人の体に入ったようなものですから、それは失礼ですよね。その辺の注意不足ですね。興味本位にる心構えでは、受け入れてくれません。

若い人と一緒に、ハイキングをしていると、アメリカの学生時代を思い出しました。ニューヨーク洲のキャッツキルという山地があって、とても自然豊かな場所です。通った大学がそのそばにあり、学校所有のキャンプ施設がそのキャッツキルにありました。その施設を使ったりした、アート&ネイチャーというクラスを取った時のことを思い出しました。

とても変わっているクラスで、殆どが課外授業。キャンパスを出て、ハイキングに行ったりしました。その時に行ったハイキングの事を思い起こさせました。

古今東西同じなんですね。人は森の中を歩いて何かを感じる。

自然との対話は、自分自身との対話にもなります。

今回のこの御蔵島の旅は、自分を知る旅になりました。自分の中にもつ恐怖と向かい合い、第二の人生の始まりを自覚する。こうなるとイルカどこの話でなくなりますよね。

踏み込んではいけない領域、踏み込むならそれなりの覚悟。自分を知る。自分が何であるか。

イルカもまだ私にとって踏み込めない領域かもしれません。それよりも、もっと大切な事があると教えてくれたのでしょう。

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