Sunday, June 6, 2010

男と女 一体何を考えてる?

異性を知る。



最近読んで関心した本で、「嘘つき男と泣き虫女  アラン・ピーズ&バーバラピーズ 著」
("Why Men Lie and Women Cry" by Allan and Barbara Pease )があります。これは、「 話を聞かない男、地図が読めない女 」 (Why Men Don't Listen and Women Can't Read Maps )の第2弾です。男と女の関係について生物学的な特徴 も含めて、説明しています。

「 話を聞かない男、地図が読めない女 」が面白かったので、この第2弾「嘘つき男と泣き虫女 」がたまたま目に入り、買って読みました。

これが、おもしろい。なるほどと思わせることが多く、まーよくもこんなに違う男と女を、神は作ったものよと関心していまいます。実際、違っていないと人生面白くなく、なにも発展、進歩しないんでしょうけど、神はチャレンジャーですね。こんなに違っている同士が、一緒に生活していたら、問題が起きないはずがないからです。しかも、男女共々その違いを理解しにくいときている。

夫婦で生活している人は、この男女の考え方、物事の捉え方、見方、行動、感じ方などの違いを感じたり、それによって生じる問題が、日常茶飯事なのではないかと思います。近年の離婚率をみるかぎり、男女の事が理解しているとは思えない状態です。

この本では、男は狩りをして、獲物を家族に持ち帰る生活を何万年も過ごしてきて、一つのことに集中して、仲間と競争して、獲物と格闘して生きてきたので、コミュニケーションよりも肉体を鍛え働くことに、生き甲斐を見出すことに比べ、女は家で子供や他の家族との多くの人間関係の中で、様々な家事を同時にこなし、家族、親族の状況に気を配りながら生きていく、という違いから脳の配線が違ってきているという考えが基本にあります。

たしかに、女はコミュニケーションで生きています。電話の発明は女の為にあるのではないかと思うほど、いろんな人と多種の話題の話をして、情報交換しています。男は男同士で長話をしても所詮一つの主題について、話しています。

以前、蒔き窯の窯焚きに参加しした時のこと、4つグループに分かれて、6時間交代で1週間くらい窯をたいていきます。朝、昼、夕方、夜通し組と分かれています。夜通し班はちょうど男だけのグループで、当時は7人くらいの20代~30代のメンバーでした。そこにたまたまお邪魔して、何時間か参加していた時のこと、彼らは話はそれるものの、結果的には一つの主題について話していました。

女だけのメンバーで、何時間も同じ主題の話を、永遠にしたりしません。主題はころころ変わるものです。だから、永遠に話せるのです。

そんなに、ころころ主題が変わる女の話に、一つの主題を話ている男がついていけるはずがありません。

それに、同じ物事に対しても、感じ方、考え方、見方が違うので、異性の相手がこう感じているだろうと予測しても、当たっていないのです。

昨日、些細なことでルームメイト(男)と言い合いになりました。お互いの気持ちが静まってから、こういう気持ちから言ったことだったことを話していたら、お互いに全然違うことを感じていました。これは、言語の違い、文化の違いで生じているのではありません。男と女の違いで生じたことだと、つくづく思ったのです。思いもしない本音を言われ、それをなるほどと納得する。そういう視点から見ていたのかと、理解する。そんなことの積み重ねで、関係が保たれるのかもしれない。

この本は笑わせてくれる。人間というさして変わりのない者同士と思っている男女は、どのように違うのかを、提示してくれる。神のいたずらは、永遠の課題を残してくれている。異性とは何か?異性を理解し合えるのだろうか?それとも、理解する必要はないのか?

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