Sunday, November 7, 2010

歩ける喜び

欲は向上の始まり。

退院が間近なので、そろそろ入院記も終わりに近づいてきました。ブログの話の方が実際の状態より遅れているので、話が飛びそうですが、入院記の続きです。

水中歩行の訓練をして、足が歩く動作を思い出してから、序々に歩けるようになりました。筋肉が低下しているのと、すごい痛みを1ヶ月間体験していたので、筋肉が収縮していて、筋肉の柔軟性が無いために、歩行が困難。掴まるものがないと歩けません。

それでも、車椅子は卒業して、歩行器を使って歩く練習です。この歩行器、スイスイ進むので、
腕を歩行器に置き、体重を乗っけて、スタスタ歩けます。まるで、歩行器が歩いてくてれ、私の足は前後に動かしているだけの様になります。あ~楽チン。

歩行器に頼って歩いてしまうので、歩行器を手に軽く持つ感じで歩いて、と言われても、その様にして歩くのはキツイので、スイス~イと滑るように歩いて、病院内をあっちこっち行きます。

そんな事をしているうちに、杖を持たされ、杖を突いて歩く練習に移行してきました。杖を左手に持って、えっちらおっちら歩きます。杖を突くのに力が入るので、手も痛い。右足に体重を乗せきれないので、体がかなり揺れます。ヘコヘコ歩いてます。

歩ける距離が出るのは筋トレ次第と言われ、地道な筋トレが苦手な私は、漫画を読みながら、足上げ、テレビを見ながら、ストレッチと、ながら族方法で、やっていきます。

だんだん歩ける距離が長くなってくると、嬉しいものです。リハビリの先生と外に出て、歩く練習。外は道路に傾斜があったり、でこぼこしたりと、病院のようにピカピカの廊下のようにはいきません。

付き添い有りで、外に出て歩いていい許可が出ると、外にでた~い。車椅子で外に出ていい許可が出たときも、外に出た~い欲求が多かったですが、車椅子は何かと不便なので、ちょくちょくは外に出られない。

杖突き歩きになれば、身軽ですから、ここへ行きますと、母(付き添い)を誘います。前回話した、代々木公園でもべジフードフェスタは、歩いて行きました。その時は、無理して歩いて体ボロボロになり、回復するのに、5日もかかりリハビリの先生に怒られましたが、少し無理しないようにと静かに。ほとぼりが冷めた頃、外に出てデパートに行ったりして、足腰が痛い。無理を重ねています。

筋トレより、無理な歩行距離。筋トレは無理してもいいですけど、歩行は無理しないでくださいね、と担当でないリハビリの先生が患者さんに説明しているのが聞こえて、ヤバイ、と心の中で呟く。

実際、無理して痛い思いをするのは、私なのです。それでも、欲望には勝てない。欲が向上心を呼ぶのです。

相変わらず、言われた事が出来ずに、自分の判断でしてしまう私。病院は新宿駅のとても近く。周りには色々な物がいっぱい。今のうちにエンジョイ入院生活。

2 comments:

  1. この度は本当に大変なことで、なんと申し上げてよいやらわからぬうちに時間が経ってしまいました。
    でも回復に向かわれていて、本当に良かった!
    どんな時でも、自らの学びを広く他人に伝道できるJUNKOさんの心の強さを尊敬しています。ご自愛下さい。
    あなたのNYの友より。

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  2. カーラビンカさん、ありがとうございます。面白い事好きな私は、きっと何か退屈しないように、自分のシナリオを書いてあるのかもしれません。それを、披露して、みなさんに退屈させない話をして、どこかでの部分で喜んでいる気もします。体は着実に回復するので、いいですよね。それだけ、強いんだな~と思います。みなさんもお体ご自愛してください。

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