Friday, April 26, 2013

とうとうやって来た


捜し物。



ちょっと嬉しい事がありました。


10月にアメリカに行く計画をたてています。そのための費用を調達するために、バイトを始めようと思っています。バイトの研修で、仕事内容、やり方を説明されるのに参加してきました。まる1日研修をしました。久しぶりにそんな事務的な話を聞いて、普段使っていない脳の部分が活動したのか、終わったらぐったりでした。


一刻も早く帰りたいと思いながら、電車に乗ります。途中、何を思ったのか池袋で違う路線に乗り換えた方が早いと思い、池袋駅を降りました。


でもよく考えると、乗り換えの改札口同士が遠いので、降りない方が早い事に気がついたのですが、体は人の波に乗って、改札出口の方へ動いていました。


改札を出て、この際池袋で何処かに寄って行こうと思い、そうだ私はどこかへ行きたかったんだ~どこ? あ、ブックオフだ! 中古本屋さんに行って、買いたい本がありました。行ってみてその本が有るか見てみようと、ブックオフへ向かいました。


駅からブックオフまでは、ちょっと距離があるのですが、目的が出来ると疲れていることは忘れてしまいます。


店に入って、お目当ての本を探しましたが、それは有りませんでした。折角来たのだからブックオフに寄ったら探している本を探して見ます。もう何年も池袋店に関わらず、全国のブックオフや古本屋へ行くと探している本が有ります。


この前はどうしても手元に入らないので(勿論本屋でネットで新品は手に入ります)、図書館で予約を入れて、空くのを待ってその本を借りたのです。それを半分読んだ所で返却期限が来てしまい、既にその本は別の人の予約が入っていたので貸出延長出来ず、泣く泣く返した経過があります。


全部読めなかったので、何だかポッカリ心に穴が空いた感じになっていました。


そのブックオフ池袋店で、その日とうとう見つけました。その本を見たとき、あったぁ!と口に出していました。新品同様です。その本がダグラス・アダムス著「銀河ヒッチハイク・ガイド」(The Hitchhiker's Guid to the Galaxy by Douglas Adams)です。


かれこれ5年前にミネソタの友人宅に泊まった時に、共通の友人が遊びに来て、2人で何かを話していました。その2年後に私は何かの拍子にこの本に惹かれ、それをミネソタの友人に話したら、あの時遊びに来た友人が話していたのは、この本はこの事よと言われ、あ~そうなのと何か偶然ではないように思ったのです。


それから1年後に日本に帰って来て、私はこの本を探していました。


BBCの死ぬまでには読んで置きたい本100のうち25位にランクされています。(BBCBritish Broadcasting Corporation


1978年にBBCのラジオドラマで放送したものを元に、作者が小説にしたものです。アマゾンの内容Bookデータベースには、「銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。どこをとっても平凡な英国人アーサー・デントは、最後の生き残りとなる。アーサーは、たまたま地球に居た宇宙人フォードと、宇宙でヒッチハイクをするハメに。必要なのは、タオルと“ガイド”―。シュールでブラック、途方もなくばかばかしいSFコメディ大傑作。」 と書いてあります。


英国人のジョークとシャレが入った、人間・社会風刺的な内容です。もっと考察していくと、もつと深い内容が込められているのかもしれません。既成概念に囚われてない感じで、私はとても面白いと思って読みました。


ちょっと日本人には無い感覚がありますね。小説の中の銀河ヒッチハイクガイド(I-Padの様な物)のプラスティクカバーには「DON'T PANIC」と書いてある部分なんか、人間・宇宙人はパニックに陥り易い事を暗示していて、私の古い友人からも、私自らも私に向かって「パニくるな」と言っているので、余計に笑える話ででした。


映画にもなっているのでYouTubeで見られます。
http://www.youtube.com/watch?v=5_eHQST4Cys

私は物語に出てくるロボット”マーヴィン”が好きです。ロボットなのに彼はいつも憂鬱です。



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