Thursday, October 21, 2010

曲げて、伸ばして

筋肉さん起きて下さい。




再び入院記。


個室(2週間だけ10階の整形の病棟で、個室料無しで入ってました。)のベットの上で膝と股関節を中心に、リハビリを開始。車椅子に慣れたころ、大部屋に移され、リハビリは、病院内にあるリハビリ室へエレベーターに乗って移動。この病院には広いリハビリ室があって、いよいよ本格的に歩けるように、訓練開始です。

体全体の筋肉が落ちてしまったので、何をやっても痛い。足腰が痛いのは言うまでも無く、乗り移りで手すりを使って立ったり、座ったりして、腕や肩の力を使うので、腕や肩も痛い。

リハビリは2種類に分かれていて、理学療法(Physical therapyPT)と作業療法(Occupational therapyOT)があります。理学は運動障害の回復、改善をはかり、作業は特定の作業を通じて治療を行います。人工股関節を入れると、脱臼しない姿勢を覚えないといけないので、畳からの立ち上がりや、お風呂の入り方など、生活していく上で注意しないといけない、動作の訓練、ストレッチや筋トレも作業療法でします。

リハビリで動かすたびに、どこかが痛くなり、我慢できない痛みだと、何故かつい笑ってしまう。鋭い痛みが走ると、痛い!、と叫んでしまい、静かなリハビリ室に私の声が響き渡る。日本人は痛くても、黙って耐えているんですね。でもこんなに痛い人も珍しいと思うけど。

で、私はリハビリ室では、騒ぐ人として有名になり、大勢いるリハビリの先生達の中で知らない人はいない、有名人になってしまいました。騒ぐのは、痛いのだから仕方が無い。

私の痛みは、1ヶ月の動かないベット生活で、落ちた筋肉と、固まってしまった関節を動かすために生じるのと、凄い痛みを体が受けて、痛みを感じるたびに、体を硬直さていたので、筋肉の収縮の柔軟性が無くなってしまって、筋肉を動かすと伸び縮みのコントロールが上手くいかないので、痛くなるそうです。

普通この動きだと、ここは痛くならないのに、という所が痛くなったりと、予測のつかない場所の筋肉の痛みなどで、リハビリの先生を翻弄させていました。

まずは、ゴリゴリの筋肉を揉みほぐして、ストレッチをして、動かしてみる。寝て、足を曲げて、痛たたたた。硬いね。。。。座って、膝曲げて、痛たたたた。立って、座って、痛たたたた。

平行棒に両手で掴まって、歩いてみましょう。歩いて、あっ、ケツが痛い。だめです。

それでも、こつこつやっていけば、曲がらなかった膝も曲がるようになり、股開きも少しずつ開き、ぶよぶよだった腕も張りが出てきて、進歩するのが見えます。人間の体は凄いものです。何もやらないと、退化するのが早いけど、また動かしていけば向上するのです。

手術して1ヶ月が経とうとする時、6階にリハビリ科の病棟があるので、そちらへ移ってリハビリを強化をしたらどうかという話が、持ち上がりました。そっちへ移ればリハビリの時間が長くできるので、早く歩けるようになるかもしれない。それなら、移りましょうと、6階へ移動です。

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