Sunday, October 24, 2010

リハビリ強化

 歩行に向けて。

入院記続き。

病棟6階へ移動。リハビリ科は回復期にある患者さん達を、期限付きですが家に帰れるくらいに、リハビリをしていきます。

10階の整形外科の病棟は、股関節の置換手術を受けた人が多く、入院しています。それらの人達は4週間プログラムで退院していきます。

プログラムは車椅子から松葉杖->方松葉杖->杖と移行してき、杖無しでも歩き始めた頃退院です。なので、人々は自分の進歩状態を比較できます。あの人は同じ日に手術して、片松葉杖になったとか、もう杖を使っているわとかで、遅れを取っている、人より進んでいることが、一目両全です。大概自分の状態がどうであれ、4週間したら退院です。リハビリ時間も多くて80分なので、みな流暢に歩いて家に帰りたい思いで、競争心が出てきて、自主トレをがんばる人が多いです。

それに、大抵の整形外科の患者さんは、骨や関節を痛めていて、それ以外の部分は大丈夫ですから元気です。活気が違います。

その点6階のリハビリ科の患者さんは、老人の骨折、脳梗塞、脊髄損傷のために麻痺がある人達が多く、圧倒的にお年寄りがいっぱいいます。年齢の若い人は、自主トレに励む人が多いですが、病棟の雰囲気は、おっとりとした空気が漂います。

今までの、整形病棟の弱肉強食的な雰囲気から、温室に入ったようなマッタリした空気のなかに入った感じを受けます。それでも、月曜~土曜日まで、一日最高3時間リハビリをするので、結構疲れます。それも病棟からリハビリ室は渡り廊下で繋がっているので、直ぐにでも、はい’リハビリ時間です、と行ったり来たり出来ます。

大部屋の病室も車椅子が出入りしやすいように、広く区画が取られ、今までの5人部屋を4人で使う間取りを取っていて、快適です。

10階6階とも、食事は食堂で取ります。食事がカートで運ばれて、座る場所が決められいるので、給食の係りの人が、各々のところに、トレーに乗った食事を運んでくれます。

ここで、この両階の大きな違いは、整形外科病棟は、平均年齢が低い分、食欲が旺盛で、食事制限されている人が少なく、一人で動ける人も多いので、外で買ったもの、差し入れに貰ったものを、みんなで分けたりします。叉は自分で外部からおかずを手に入れて、味気の無い病院食を少しでも、華にしおうとします。逞しさが見えます。

方や、リハビリ科は平均年齢が高く、食事制限されている人も多いので、外部から手に入れた食材を食べる人は、余りいません。精精ふりかけをかけて、ご飯を食べるくらいです。静かなものです。

いよいよ、リハビリ強化。担当の理学技師、生活技師(リハビリの先生は技師さんと呼ばれます)も変わって、手術後4週間経っても車椅子の私を、歩けるようにします。

まずは、担当のリハビリの先生が変わったので、手始めにどれくらい動かせるのか、リハビリ室のベットに横たわって、チェックしていきます。理学の先生は私を痛さで叫ばせないのが、目標と言っていましたが、初日に叫びました。あらら。。。

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