Tuesday, July 21, 2009

絡まるツルはよく伸びる

成長の過程で。


時々耳元で、ジキル博士とハイド氏やデヴィルとエンジェルみたいな自分の化身2人が、囁きませんか?(実際は心の中ですけど。) 私の耳元ではよく2人が私に話しかけます。それによって苦しめられることしばしばです。

心の葛藤はなぜ起きるか? 友人M曰く、人間、心の葛藤がなかったら成長しないでしょ!葛藤するのが人間、と言っていました。まさしくその通り。葛藤するのが人間。葛藤なくして成長せずです。人生の中で何かを選択しなくてはならない事が、数多く発生します。人生はまるで選択ゲームのようです。その選択するもの事を決める度合いによって、葛藤が始まります。選択する事が簡単な物事ならいいのですが、そうでない物事に対しては、選べないのでとても苦しいです。なにせ頭と心の賛同を取らない事には決まらないのですから。気持ち優先にすると、頭が整理できない。頭を優先にすると、気持ちがしっくりこない。でも選ばないと進まない。選ばないとどうして良いのかわからず、ストレスを自分で生み出してしまう。誰か助けて欲しい~神様~、となります。

しかもいつも対極にいるような化身が現れて、悩ます。あれを取ろうとすると、それでいいの?とつぶやく。ではこれと取ろうとすると、これじゃねぇ~、と別の声が言ってくる。少しは冷静になって、頭で状況判断しようとしても、空回りし始め、気持ちがそれに対してストップをかけてくる。迂闊に判断されて選択されては困るからです。

どうしたら、選択出来るか? 選択出来れば葛藤は治まるので。これはとっても難しい。葛藤は成長するためにあるので、そう簡単に本人に選択は出来ないようになっている。でもいつも選択するための要素は身近にあるので、それに気が付きさえすればいいのです。
では、どうやって気が付く? 人に相談するのは、人が第三者の目で客観的に状況が見えるからで、客観視出来れば頭の整理が付きます。頭の整理ができたら、心の引っ掛かり、湧き上がる気持ちの原因が、何なのかを突き止めることです。そうするとその要素に気が付くわけです。これが難しいのでみんな葛藤しているわけなのですが、要は、自分の弱い点を自ら突っつくことです! 心の弱い点、性格的に弱い点。大概はそれの克服がキーポイントになって葛藤しているからです。克服しないと成長しないからです。克服できないと同じ様な葛藤がその都度出てきます。弱い点はいくつもあるので、克服の機会は何度も現れます。葛藤が起きたら自らの弱い点を克服するチャンスです。

またそれと関連して、私自身に多い葛藤ですが、すでに選択して物事を良い方向に進めているにも関わらず途中で、こんな事してていいの?こんな事何の役にも立たないよ、と言ったようなことを囁く化身がいます。その都度、え??いいの、これでいいの!と思い直します。いつも何でそんな考えが出てくるのか葛藤しています。なにせ邪悪的な囁きなので、あ~デヴィルだ~と思ったりしています。(世の中にはデヴィルもエンジェルもいないのですけどね。善も悪もない世界。すべてに理由があるからです。)たぶん、どこか心に迷いがあって、完全に納得していないので、確認をするかのようにそんな考えが浮かぶのかもしれません。心の中でデヴィルとの葛藤。それはもう煩悩との戦いです。

葛藤という言葉は葛や藤のツルがからまり、もつれるさまから来ていると辞書には出ていましたが、葛や藤のツルはからまり、もつれているさまは、無造作にそうなってはいないと思います。葉は必ず太陽の光が照らされるように生えますし、先へ先へ伸びる事ができる様にからまっているからです。しかも葛は成長が早い。そこには一定の法則があって、早く成長するにはからまっていたほうが都合がいいのかもしれません。葛藤すればするほど、成長が早まるのかもしれませんね人間も。

No comments:

Post a Comment