Wednesday, July 22, 2009

キャスティングの上位

始めに親ありき。


親と子との問題ほど複雑怪奇なことはなく、古今東西この関係に悩まされて来たのではないでしょうか。親といっても男女カップルからなるものなので、夫婦間の問題も当然子供に影響しますから、三者一体となった問題です。二者間の問題でも大変なのに、三者が入り組んでいたらもう原因がなんだか分りにくいのも当然です。

よく子供が言い訳として、勝手に生んだのはそっちよ、と親に全ての責任があるかのようなことを言うことを聞いたりします。そうではなく子供が生まれる前に両親を選んで来たのよと言ったりもします。私としては、親子双方が生まれる前に親になる相手と子になる相手を選んでいるように思えます。では親が生まれる前にすでに子供が決まっているのか?決まっていると思います。親の人生のシナリオのなかで登場する子供は、登場人物としてキャスティングされているからです。大抵は子供の方が親よりも古いソウルの場合がほとんどです。(私は親より子の方が、若いソウルの子供を見たことがありません。)

たぶん親が生まれる前に、親子関係下で学べる相手を見つけて、親側が学びたいことを子供と協議して、まず親が生まれてくるように感じます。大概古いソウルが、それよりも新しいソウルの成長の助けをするからです。そうなると子供である私たちは、親と決めた協議を元に親の成長を助けなければならない立場にいることになります。自分の事でも大変なのに、親の成長を助けるのは気が遠くなりそうです。役目なので仕方がないです。

反対に子供の方も学びたい事の場を提供してくれる親と協議して、生まれてくるのだと思います。なにせ、親側の方が先に現世にいるので、おのずと場所は作られているからです。
双方の間に、各々の課題が遂行できるよう、シナリオ製作はされているのだと思うのです。人生の大半の課題は親子関係の中で学ぶことが主になっているように見えます。お互いの付き合いは現世においても、過去世においても長いですし。

親の立場としては、自分の成長を助けてくれる子供に感謝しています。多くの子を持つ人が、子供に感謝しているというのを聞きます。親はときどき頭にくると子に、感謝しろ、と言ったりしますが、子は親に感謝しろ、とは言わないです。なぜなら、感謝されているからなんですね。だからと言って、子供が親に感謝しなくていい話ではないです。お互いが感謝するのは、自分の成長が感じるからなのではないでしょうか。

一番近いから手っ取り早い問題なのに、一番厄介な問題。お互いの助けが必要なんです。なにせ協議上でのことですから。約束したの?

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