Wednesday, June 3, 2009

再体験がカギ

痛いのが快感?


この頃、時間がある時に自分をマッサージをしている。特に右の股関節から足にかけて膝ふくらはぎ。元来股関節が弱く筋が固いので、揉むととても痛い。そこを我慢して揉む。痛い。そのうち何故か痛いところが移動していく。揉む手も移動。痛い。我慢。我慢。

人の体は揉むくせに自分の体となると怠惰になる。人のことは親身になれるのに、自分のこととなるとほっといてしまう。それでは自分が可愛そうである。自分をマッサージしだしたのは、自分でマッサージ効果を実体験しようと思ったのが始まりだったけど、あえて触りたくない所(痛いから)を触って、自分を癒すことをする事によって、自分で自分自身により深い信頼関係を築き、それを感じたいと思うよになった。

仕事柄人の体に気を流すと、弱い所や悪い所が急に痛み出したりする。好転反応と呼ばれるものだけど、心の傷も良くなる前は痛みが生じる。一旦痛かった時に体も心も戻ってから、癒される(まるで時間が戻るように)。でも誰でも痛いのはいやなので、避けてしまう。そうなるとなかなか直らない。痛みはいずれ去るのだから、痛みを怖がらない。心の傷や体の悪い度合いが深い場合は痛みはなかなか消えないけど、そこまで悪化するまでほっておいたのが悪いのだから、我慢、我慢。痛いのは危ないサインだけど、直そうとしているサインでもある。痛みがない方がよっぽど怖い。

考えることに慣れっこになってしまっていて、感じることに鈍感になりがちな今、感じることはとても大切なことなので、どんな感覚も受け入れてそれが自分との対話なる。触られたくない部分に触る勇気、それに伴う痛みに耐える我慢強さがあれば自分を癒せる。それは、少しの勇気と少しの我慢で始まる。

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